リハビリサポート琵琶だより5月号 NO102

リハビリサポート琵琶だより5月号 

 令和7年5月1日

NO102

~始めに~

季節の移り変わりと共に、過ごしやすい気候になってきましたが、まだ肌寒い日もあり、

寒暖差に体調が優れない利用者さんも見られました。季節が進む中、汗ばむ事がこれから

増えてくると思います。今回は高齢者の熱中症対策について少しお話したいと思います。

 

~高齢者は熱中症に気が付きにくい~

熱中症で緊急搬送された人の約2人に1人が高齢者です。熱中症は家の中や庭先で多く起きて

いる事もわかっています。高齢になると体温の上昇や喉の渇きを感じにくくなり、汗をあまり

かかなくなることから、熱中症のなりはじめに気づきにくいと言われています。ご高齢の皆さんは

熱中症に気が付きにくい事、暑い季節は自宅での過ごし方にも気を付ける必要があることを知って

おきましょう。

 

ポイント1

喉が渇く前から水分補給

・2~3時間おきにコップ1杯程度の水分をとる

・就寝前や起床時、入浴前後は必ず水分をとる

・大量の汗をかいたら塩分も一緒に補給(スポーツドリンクや経口補水液など)

ポイント2

温度と湿度をチェック、部屋を涼しく快適に

・居場所の室温や湿度を測定し、室温28度、湿度は70%より低くなるように調節する

・室温や湿度が高いときは、エアコンの冷風を扇風機などで循環させる

・カーテンやすだれを活用し、居場所の日差しをおさえる

ポイント3

風通しのいい服装で涼しく過ごす

・開口部(襟・袖・裾など)にゆとりがある

・通気性がよく、汗が蒸発しやすい素材

・からだを覆う部分が少ない衣服

 長ズボン➡ハーフパンツ

 など

ポイント4

外出する時は日差しから身を守る

・日傘や帽子で日よけをする

・移動する時は日陰を選ぶ

・暑さの避難場所「クーリングシェルター」を活用する

※クーリングシェルター

 熱中症を予防する目的で、住民に涼しい空間を提供する公共施設などのこと

~熱中症 もしもの時の対応~

軽い症状(意識がはっきりしている)

・手足がしびれる

・めまい・立ちくらみがある

・筋肉のこむら返りがある

涼しい場所へ避難し、水分をとりましょう!

 

やや重い症状(意識が何となくおかしい)

・吐き気がする、吐く

・頭ががんがんする(頭痛)

・からだがだるい

医療機関を受診してください!

 

重い症状(意識がない)

・呼びかけへの返事がおかしい

・呼吸が早い

・からだがひきつける(けいれん)

・体温が高い

速やかに救急車を呼んでください!

 

~体の冷やし方~

・衣服や靴を脱がす

・露出させた皮膚に水をつけて、うちわや扇風機などであおぐ

・首筋、脇下、足の付け根などを冷やす

・手や足を水に浸す

※額や顔だけを冷やしても体の熱は下がりません。必ず太い血管やからだ全体を冷やすように

 しましょう

熱中症をよく知り、正しく対策して、厳しい暑さに備えましょう!

活動紹介

~レクリエーション~

今月のレクレーションは❝太巻きまきまき❞。2人ペアになり隣同士に座り、新聞紙の上に

紐を置き太巻きを巻くように新聞紙を巻いていきます。ペアになった利用者さんと息を合わせ

ながら行っていくのですが、指先の器用な利用者さんは新聞紙を巻くスピードが速く7秒で

巻き終える方もおられました。ペアになった利用者さん同士の交流が見られ、笑顔あふれる

レクリエーションでした。

~創作活動~

今年の桜は例年より遅く咲き始めましたが、リハビリサポート琵琶では3月末より満開に

咲きました。花紙を桜の花びらの形に切り、4枚合わせる事で桜の花を表現。利用者さんに

とって細かな作業でしたが、黙々と進め素敵な桜が咲きました。

~花見弁当~

日替わり花見弁当!!旬の野菜などを使用し作られたご馳走に、利用者さんも喜ばれていました。

桜の満開とともに楽しむ「お花見弁当」は格別でした。

~紹介~

2階の坪庭に芝桜が満開に咲きました。ベランダに出て鑑賞し楽しむ利用者さんもおられました。

~5月・6月予定~

5/19~23  レクリエーション

5/26~30  口腔体操

6/2~6    レクリエーション

6/9~13  カレンダー作り

6/16~20  季節のおやつ

 

■リハビリサポート琵琶の空き状況

 
1日利用

×
午前半日 × × ×
午後半日 × × ×

 〇空きあり △要相談 ×空きなし

 ☆ご利用状況は変わる場合があります。

 利用時間  

 1日 9:30~16:00

 午前 9:30~11:45

 午後 13:30~16:00

 

あとがき(令和7年5月)

施設周辺でも田んぼを渡る風が気持ちの良い季節となりました。

さて、4月13日から10月13日まで、大阪・関西万博が開催されています。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、160以上の国や国際機関が参加されているようです。会場の目玉は、全長約2Kmの木造大屋根リングで、最新技術を体験できる未来型パビリオンや、世界各国の文化や食を楽しめる展示も魅力的とのことですが、人気のある施設は予約も困難で、混雑してスムーズな入場が難しいようです。まだまだ時間はありますので、是非行ってみたいと思います。

施設においても、玄関での五月人形の飾りつけや、1階フロアーでも「あじさいやかたつむり」の飾りつけ創作活動を行いながら、職員や利用者同士の交流を深めております。引き続き、感染防止を万全に進め、入所者の皆さんが安心して過ごしていただけるよう一層努力していきたいと思います。ご家族、関係者の皆様のご理解ご支援をよろしくお願いいたします。

当施設では先月1日より給食費の改定をお願いし、利用者の皆様にはご負担をお掛けしておりますが、引き続き安全で質の高い食事を提供するため、何卒重ねてご理解いただきますようお願い申し上げます。

先月号で事務長の異動のお知らせをさせていただきましたが、今回から小欄の担当者が交代しました。何分不慣れで文才も無く散文的なあとがきですが、今後とも紙面を充実するためにも、ご意見、ご要望等がありましたら是非お寄せいただければと思います。よろしくお願いいたします。