当施設の災害対策について
うだるような猛暑が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?施設では、昨年総入れ替えした空調がフル稼働して、ご利用者様をお守りしております。
さて、今年の梅雨は長く続き、九州の方では甚大な被害が出ました。当施設のそばにも姉川が流れており、今回の増水で氾濫危険水域まで上がり施設管理の職員が緊急出動し確認する事態となりました。(川道地区には避難準備は出ておらず、結果的に避難するほどではなかった)ご家族さまからも何件かご心配の問い合わせをいただきましたので、簡単ではありますが、当施設の災害時の対応について報告させていただきます。
〇水害
・姉川にかかる難波橋の氾濫危険水域3.9メートル超えると災害警戒態勢をとり、今後の雨量と難波橋の水位の情報を確認し対応を協議。
・川道町に警戒レベル3/高齢者避難準備情報が発令された場合は避難を行う。
・避難が必要な場合、1階のご利用者様を上階に避難誘導実施する。
〇火災
・建物は火災に強いALC構造で、スプリンクラーやその他の防災設備も充実しており、火災が発生してもすぐに炎が広がらないようになっている。
・火災が発生した場合、1階のご利用者様は外へ避難。2階のご利用者様は階段を降りることのできる利用さんは外へ避難、それ以外のご利用者様は、火災現場の反対方向に水平避難して消防の到着を待つ。
〇地震
・震度4で、災害警戒態勢をとり、ご利用者様の安否確認や施設の状況を把握する。
・震度5以上で緊急対策本部設置、ご利用者様の安否確認、施設の被害状況の確認、余震等に細心の注意をとりながら、ライフラインが繋がれば「緊急連絡網」を活用し、職員を招集する。
・建物の危険が考えられる場合は、近くにある「びわ南小学校」に避難する。
実際災害があった場合は上記の対応ですが、普段から毎年防災訓練を4回実施し、新任職員の防災座学、消火器訓練実施。消防士、川道町会長、消防設備業者立会いのもと、地震や火災を想定した訓練を2回実施し、河川氾濫を想定した垂直避難訓練を実施。実施後は消防士からアドバイスをいただき、より質の高い訓練になるように毎回改善しています。これからも訓練を通して、職員一人一人の防災意識を向上させ、ご利用者様が安心して暮らせる「施設」を目指していきたいと思います。