リハビリサポート琵琶だより9月号 NO106

リハビリサポート琵琶だより9月号 

 令和7年9月1日

NO106

~始めに~

9月に入り、秋の虫の声は聞かれますが、残暑厳しい日々が続いています。この長引く暑さに、「体が少しだるいな」など体調を崩される利用者さんも見られてきました。(この長引く暑さに、)“体のだるさ”“寝不足”“胃腸の不調”など見られていませんか?今回は“夏バテ”について少しお話したいと思います。

~夏バテの症状~

夏バテは体に“疲れ”と“だるさ”を感じ、それに伴い“集中力が低下する”ことが主な症状と言われています。また、夏場に冷たいものを口にし過ぎる事で起こる“胃もたれ”“食欲不振”も夏バテの症状です。

~夏バテの原因~

・寝苦しい夜が続く        →  寝不足

・汗をかく事で失われてしまう   →  ミネラル不足

・偏りがちな食事、食欲がなくなる →  栄養不足

・自律神経の働きが崩れる     ⇔  室内外の温度差

 

~夏バテを予防するには~

1、食事

夏バテ予防に必要な栄養

① タンパク質(肉・魚・卵・納豆・豆腐など)

② ビタミンB群(豚肉・うなぎ・大豆製品など)

③ ミネラル(スイカ・メロン・もも・ぶどうなど)

夏の体のだるさは、汗で失われるカリウム不足も原因の一つです。果物はカリウムを無駄なく摂ることができ、水分も一緒に摂ることができます

④ ビタミンC(赤ピーマン、黄ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、アセロラなど)

⑤ クエン酸(オレンジ・レモン・梅干し・酢など)

一日3食、バランスの良い食事を心がけましょう

2、水分補給

喉が渇いたら飲むのではなく、定期的に水分補給する

お酒やカフェインは控える(利尿作用がある為、控えめに)

3、睡眠

温度28度、湿度50%~60%を目安にエアコンや扇風機などを上手に活用する

扇風機などの風が体に直接当たらない様調節する

4、汗をかく

軽く汗ばむ運動(ウォーキングやジョギングなど)

お風呂に入る(シャワーだけではなくお風呂につかる)

 

暑さに負けないからだつくりを行って行きましょう‼

 

活動紹介

~レクリエーション~

今月は〇✖クイズを行いました。利用者さんに〇と✖の書いたうちわを配り、質問に答えて頂きます。クイズが始まると、いち早くうちわで答える利用者さんや、周りの答えを見て合わせる利用者さんなど、笑い合いながらの、楽しいひとときになりました。

~創作活動~

8月の創作活動は“花火”。花火が夜空に打ちあがる様子を、折り紙やシールなどを貼り合わせて表現しました。利用者さん同士が相談し合いながら、色彩などを考え貼り合わせ完成しました。出来上がった作品を見て、「綺麗な花火やわ。」「花火ええな。」と喜んでいただけたご様子でした。

~季節のおやつ~

管理栄養士による手作りおやつ。月曜日、火曜日は夏の暑さを忘れるほど冷たいかき氷が振舞われました。一口食べ、「冷とて美味しい。」と笑顔見られる利用者さんや、昔を思い出しかき氷機の前で眺める利用者さんもいらっしゃいました。懐かしいとの声が多く聞かれました。

~口腔体操~

おやつを食べる前に、利用者さんと嚥下体操を行っています。おなじみのパタカラ体操や頬や舌を動かしていきます。「難しいな。」と利用者さん同士顔を見合わせながら行われていました。少しづつ定着してきた“長浜はっきりことば”。始めた当初は難しいとの声が多く聞かれましたが、最近では難しいと言われる利用者さんが少なくなり、大きな声で活舌良く発音される方が増えてきています。

~さぎ草~

利用者さんよりこれから見頃と“さぎ草”をお持ちいただきました。さぎ草とは、純白で細かな切れ込みの入った花姿がまるでシラサギが飛んでいる姿に見える事から名付けられたそうです。花が開き切ると見事にシラサギが飛んでいるように見え、利用者さんより「なんちゅう綺麗な花や。」「懐かしい、さぎ草や。」などの声を沢山いただきました。色合いも白ですので、多くの利用者さんが魅了されていました。

予定

9/29~10/3         脳トレ体操

10/6~10/10        行楽弁当(行事食)、カレンダー作り

10/13~10/17        レクリエーション

10/20~10/24        音楽レクリエーション

 

あとがき(令和7年9月)

季節はゆっくりと秋へと移り変わろうとしています。朝夕はしのぎやすくなってまいりましたが、日中はなお厳しい蒸し暑さが続いております。

今年は全国的に記録的な高温が続き、群馬県伊勢崎市では最高気温41.8℃を観測し、過去最高を更新しました。7月の猛暑や連日の熱波の影響で、全国では5万人以上の方が熱中症で搬送されるなど、深刻な影響が広がっております。

こうした異常な暑さは農業にも影響を及ぼしており、作物の品質低下や収穫量の減少、栽培施設の損壊などが報告されています。政府でも、生産支援や害虫・干ばつ対策を急いで進めているところです。

当施設では、ご利用者様に快適にお過ごしいただけるよう、引き続き熱中症対策に万全を期しております。エアコンや湿度管理の徹底、こまめな水分補給など、職員一同細やかな配慮を心がけております。

また、ご家族の皆様には、暑さの中ご訪問いただき誠にありがとうございます。訪問時の感染対策にもご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

9月は暦の上では秋の始まり。施設では、季節のレクリエーションやお菓子を通じて、笑顔あふれるひとときをお届けできるよう、職員一丸となって準備を進めてまいります。

季節の変わり目、体調を崩しやすい時期でもあります。暑さはまだしばらく続くようですので、皆様もどうぞご自愛ください。

次号では、秋の深まりとともに、さらに充実した内容をお届けできればと存じます。