リハビリサポート琵琶だより7月号 NO104

リハビリサポート琵琶だより7月号 

 令和7年7月1日

NO104

今回もリハビリサポート琵琶で使用しているパワーリハビリを紹介します。

 

~ホリゾンタルレッグプレス~

水平のレール上をスライドするシートに座り、両足でフットプレートを押す動作のトレーニングが行えます。膝や股関節を伸ばす機能に働きかけ、座る・しゃがむ・立ち上がる・立位保持・歩行の向上を目的としています。

運動中の注意点としては、『姿勢』と『リズム』です。姿勢が崩れたまま運動を行うと、鍛えたい筋肉が活動しないままになってしまいます。また、運動中のリズムは往復運動を一定のリズムで行う事が大切です。「1・2・3・4」で足を伸ばす運動を行い「5・6・7・8」で元に戻る運動を行います。背中を反らせたり、指先が浮いてこないように注意して運動しましょう。

【効果】

大腿四頭筋(太ももの前側)、ハムストリングス(太ももの後ろ側)、腓腹筋(ふくらはぎ(表))、ヒラメ筋(ふくらはぎ(深))

~レッグエクステンション~

マシンに座り、パットを押し上げる動きで筋肉を鍛えます。姿勢があまり崩れないよう手すりにつかまり、膝を限界まで伸ばします。背中が背もたれから離れないようにします。腰を反ったり、お尻が上がらないように注意が必要です。下ろす際も一気に脱力せず、「1・2・3・4」で膝を伸ばし、「5・6・7・8」で元に戻ります。勢いよく行うと怪我につながりやすくなるので注意が必要です。

【効果】

大腿四頭筋(太ももの前側)

~レッグフレクション~~

膝を伸ばした状態から曲げる動作の反復を行い、太ももの後ろ側(大腿後面)の筋肉を鍛えます。太ももの前側・後ろ側(大腿の前面・後面)の筋肉をバランスよく活性化させることで膝関節の保護やけがの予防につながります。

【効果】

ハムストリング(太ももの後ろ側)

活動紹介

~レクリエーション~

今月のレクリエーションは、“カラー神経衰弱”。紙コップの底に1から5までの数字が赤と青の色に分かれて書かれ、紙コップをひっくり返し神経衰弱していきます。何度も何度も同じ場所を開けてしまう利用者さんや、「確かここにあったはずや。」と言いながら、真剣に取り組まれる様子が見られました。

 

~創作活動~

6月の花といえば、“紫陽花”。今回はスポンジを輪ゴムで縛り、花びらに見立ててスタンプの様に押し、紫陽花を作りました。手が汚れながらも一生懸命に制作に取り組んでいただきました。女性の利用者さんは皆さん手際が良く、職員の下準備が間に合わないほどでした。又、梅雨の時期ならではの、雨を何で表現しようかと職員間で知恵を出し合い完成しました。

 

~季節のおやつ~

管理栄養士の手作りのおやつをご用意しました。日替わりのメニューで、飲み物は、コーヒーか紅茶かを選択していただきます。今月もおいしそうな水無月やプリンアラモード、しろくまかき氷、梅酒水まんじゅうがふるまわれました。中でも梅酒水まんじゅうは、ここで昨年漬けた梅酒を使用し、アルコールを飛ばして水まんじゅうにするなど工夫が際立った一品でした。暑い日が続いていたので、アイスコーヒーやアイスティーを頼まれる利用者さんが多く見られました。

 

~口腔体操~

口の体操が大切である事を伝えながら、『食べる』時に何回噛みますか?と尋ね、理想は一口につき30回噛む事が目標であると説明し、理解を深めながら体操を行っていました。“長浜はっきりことば”は一部の利用者さんは職員よりも大きな声でハキハキと活舌よく発声される様子が伺えました。

 

7月~8月の予定

7/28~8/1         脳トレ体操

8/4~8/8         季節のおやつ

8/11~8/15        カレンダー作り

8/18~8/22         レクリエーション

8/25~8/29        口腔体操

 

※8月14日(木)、8月15日(金) お盆休み

 

あとがき(令和7年7月)

梅雨も明け、本格的な夏の暑さを感じる季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。付近では早くもセミの声がにぎやかに響き、夏の訪れを感じさせてくれます。

さて、今年の夏は、参議院選挙が話題となっております。テレビや新聞で連日報道が続いており、期日前投票をされる方も多くなっているようです。利用者の皆さまの中にも施設内で不在者投票をされる方もおられ、「昔は選挙カーが来てにぎやかだったね」と、懐かしい思い出話に花が咲いています。選挙は私たち一人ひとりの声を社会に届ける大切な機会です。高齢者の皆さまの経験や知恵は、今もなお社会にとって貴重な財産であると改めて感じます。

これから暑さが一段と厳しくなりますが、どうぞ皆さま体調にはくれぐれもご留意ください。次号もまた、施設での出来事や皆さまの元気な様子をお届けしてまいります。